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【実体験】逃げの就活からファイアローになるまで

2024年の就活解禁日を少し過ぎ、私も就活について悩んだ時期があったなと振り返ってみたくなりました。

就活が解禁されて自分の歩みたいキャリアについて思い悩む就活生や、年度末の節目で今後のキャリアについて悩む20代の社会人の方に向けて、こんな生き方もあるよと少しでも心の支えになればと思います。

新卒就活から1社目での生活

高校、専門学校とIT系の勉強を行った後、新卒でいわゆるJTCと呼ばれるような企業にSEとして就職しました。

就活の時点では今後も何かしらの形でITに触れていたいという気持ちはあったものの、具体的にどういう業態・分野で働きたいかまで考えられていませんでした。

また就活を進めていく中で、仕事としてのITを好きになれるかどうかについて疑問を感じたため

  • 仕事としても好きだった場合 ... 現職に残って全力で仕事 or 興味がある分野のエンジニアにキャリアチェンジ
  • 仕事としては好きでなかった場合 ... 現職に残ってまったり仕事をしつつ、業務外でIT技術を使って趣味の範囲で遊ぶ

という選択をとれると考え、JTCに就職しました。(全く褒められた動機ではないですが)

もっと自分のやりたいことやキャリアに向き合う時間を取ればよかったと思いますが、これ以上就活を続けることにあまり意味を感じなく、また推薦で行ける企業について当時の担当教員から提案いただいたため、新卒就活を終えました。

主にSE業務に従事していましたが、業務外でさまざまな技術のキャッチアップを行なっていく中で、アプリエンジニアや機械学習エンジニアへの興味が出てきたため勉強を始めました。

新卒カードはとても強いです。全盛期のファイアローぐらい強いです。何に切るかはキャリアにおいてとても重要な要素ですが、個人的にはよほどやりたいことがなければとりあえず上場企業に切った方がいいと、当時も今も思っています。

転職を決意した理由

アプリエンジニアになるという意思が固まったため、転職を決意しました。

  1. 自己実現の方法として、得意なITを使って社会貢献をしたいという気持ちが強くなり、趣味ではなく仕事としてITに触れることを決めたこと
  2. より人々の生活に近いスマートフォン向けのアプリを開発するエンジニアになりたかったが、社内にキャリアパスがなく直近で新設される見込みもなかったため、転職する以外の方法で実現することができなかったこと
  3. Flutterが流行る未来が見えていたため、今のうちに業務経験を積んで先行有利を取りたかったこと

が主な理由です。

特に3つ目の理由は重要で、何の実績もない私が後から追い上げをする上で必要な要素でした。

機械学習エンジニアまたはデータサイエンティストになり、データを活用することで課題解決を行いたいという気持ちもありましたが、現実と照らし合わせた時に得策ではないと考えたためやめました。

種族値がそれほど高くないファイアローが強さを発揮した理由こそ、はやてのつばさというひこうタイプの技を先制技として打てる特性です。

いくら攻撃種族値81といえど、威力120の技を先制で打つことができれば対策必至です。

能力の低さを補って余りある、それほどまでに速さは重要な要素なのです。

転職活動の戦略

Flutterに関する経験を積むことは大前提として、大きくに以下の2点が課題と考え対策を行いました

  1. コミュニケーション能力が低いこと
  2. KotlinやSwiftなどのネイティブを経験している転職希望者に比べると強みがないこと

コミュニケーション能力が低いことに対する対策

転職エージェント活用を活用し、面接練習や履歴書・職務経歴書の添削を行いました。

コミュニケーション能力の低さをもう少し具体的にすると

  • 書類・面接問わず質問者が聞きたいことに対する要点をまとめることができず、要領を得る回答ができなかったり話が長すぎる時があったりすること

だったため、3つの異なる転職エージェントを活用し、複数のエージェントの意見を聞きながら対策を行いました。

  • 某大規模求人サービスA ... 履歴書、職務経歴書の添削
  • 某小規模IT業界向け転職エージェントB ... 面接練習、履歴書・職務経歴書の添削
  • 某大規模IT業界向け転職エージェントC ... 面接練習

KotlinやSwiftなどのネイティブを経験している転職希望者に比べると強みがないことへの対策

若さをウリにして、やる気や自走力で差別化していることをアピールできるように、Flutter学習を行いました。

  • 複数のアプリの企画 ~ 開発までを行う
    • Firebaseの機能を一通り触ってみる
    • FigmaやXDを使ってデザインしてみる
    • 書籍を読んで企画してみる
    • Flask + Herokuでバックエンド実装をして、REST APIと連携してみる
  • トレンドのライブラリを試してみる
    • 状態管理
      • StatefulWidget
      • ChangeoNtifier + Provider
      • BLoC
    • ローカルDB
      • SQflite
      • Hive
    • etc ...

ファイアローの一番かっこいい使い方は鉢巻を巻いてブレイブバードを連打することだと思いますが、実際に対戦でファイアローを使って勝とうとすると

  • 火力が過剰で技が限定されてしまうことが課題の場合 ... 持ち物を命の珠に変えてみる
  • 物理受け役が欲しい場合 ... ゴツメファイアローとして使ってみる

など、鉢巻を持たせる以外の使い方を模索する必要も出てくることがあります。

何かを達成するための戦略を立てる時は、達成するために必要なことを分析し対策していくことがとても重要です。

結果

Flutterエンジニアとして2社、Kotlinエンジニアとして1社に内定をいただきました。

現在はまた別の会社でFluterエンジニアとして働いていますが、アプリエンジニアを選んで正解だったと思います。

最後に

この記事が、同じようにIT業界でのキャリアに悩んでいる方の一助となれば幸いです。

何事も一歩ずつ着実に進めていけば、きっと望む未来を掴むことができると信じています。

ところで、ファイアローもFlutterのマスコットキャラクターのDashも、種類は違えど同じ鳥です。

そういう意味では、私はFlutterエンジニアではなくファイアローなのかもしれません。

ちなみに私が一番好きなポケモンはフリーザーです

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おみ

プログラミング学習やキャリアのことを発信していきます。【経歴】1999年生まれ。専門学校卒業後、大手企業やベンチャー企業でSEとして勤務。現在は某メガベンチャーでFlutterエンジニアとして働いています。

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